本を読む本

今回読んだ本はこちら。

本を読む本

X で「おすすめの本ありませんか?」と募ったところ、けんちゃんくんさんが紹介してくれました。

本書の主題

知識を得るための積極的な読書の意義とその方法論。これに尽きると思います。

知識を得る部分を主題としているので、小説等の娯楽的読書は後半で少し触れる程度です。

本書の構成

本書の構成は下記の通りです。中でも読書の方法論に関しては大部分のページを使って論じています。

  • 読書の意味
  • 読書の方法論
  • 小説の読み方
  • 読書の最終目標

感想

学術書(我々で言うと技術書)をどのような方法論で読むと、知識を得るという目標を最大化できるかを解説しています。

まず、作者が熱い。熱量を非常に感じます。本当に本が好きなんだと。その一方「読むに値しない悪書」についても述べている点は印象的でした。

読書の方法としては、以下を挙げています。

  1. 初級読書
  2. 点検読書
  3. 分析読書
  4. シントピカル読書

点検読書は本の全体を点検します。題名や目次、序文から全体の構成を理解した上で読むことの大切さ、全体を点検して内容を把握することの大切さを説いています。

分析読書では、本の内容を解析していくことで、著者の主張や、内容に対する是非を判断していくことになります。

シントピカル読書では、類似の複数の本から知識を学ぶ方法であり、その実践方法を紹介しています。

正直、一度では理解しきれたとは言い難いため、時期を置いて再読していくことで、より理解を深められる本だと思いました。素敵な本をご紹介いただき、ありがとうございました!